SEAnews 1999-11-30 ArtNo.21169

【クアラルンプル】マレーシアの10月の貿易収支は輸出が11.9％増の285億Ｍドル、輸入が21.6％増の229億Ｍドルと、輸出の伸びが鈍化し、輸入の伸びを下回ったものの、依然として56億Ｍドルの黒字を記録した。
これによりマレーシアの貿易収支は連続24ヶ月黒字を記録したことになる。しかし10月の黒字は昨年同月の66億Ｍドルを下回った。
統計局が27日発表したところによれば、輸出全体の57.2％を占める電気／電子製品輸出が16.1％の伸びを見、これに対して輸入全体の73.1％を占める中間財の伸びは23.1％に達した。
これにより年初10ヵ月の貿易収支は、輸出が9.7％増の2592億Ｍドル、輸入が5.4％増の2012億Ｍドルで、黒字額は昨年同期を28.1％上回る580億Ｍドルに達した。電気／電子製品輸出が20％増の1496億Ｍドルと、輸出全体の57.7％を占めた。一方、中間財の輸入は10.1％増の1471億Ｍドル(総輸入の73.1%)、消費財の輸入は13.7％増の124億Ｍドル(同上6.2%)、資本財の輸入は13.4％減の272億Ｍドル(同上13.5%)だった。航空機／船舶等の大型物資の輸入は60億Ｍドルと、昨年同期を37.3％下回った。(STAR:11/28,BT:11/29)