1999-11-30 ArtNo.21164
◆<星>デュポン、生産技術改良で国立大学と研究協力
【シンガポール】グローバル・ケミカル・ジャイアンツ、デュポンは26日、国立シンガポール大学Chemical and Process Engineering Centre (CPEC)と、シンガポールの同社製造工場の1つにおける生産工程の改良と最適な生産水準を実現することに関わる協力契約を結んだ。
NUS副総長補を務めるHang Chang Chieh教授によると、同協定の下、ジュロン島に設けられたデュポン工場の1つにおける生産行程の改善/競争力の強化が図られる。同プロジェクトは、教育機関と化学業界そして政府の3方面の協力に新たな1ページを開くもので、NUSはCPECを通じてシンガポールの化学産業に有益な技術知識と経験の基礎を提供する。
関係契約に調印したデュポンSakara plantの現場主任Tony Eichstadt氏によると、NUSのリソースを利用することによりPulau Sakra(ジュロン島の一部)のナイロン中間材工場の製造工程の改善を図れる。デュポンはNUSの化学方面の研究開発能力を高く評価しており、今回のプロジェクトが両者の長期協力の基礎になるよう希望している。同氏は関係プロジェクトにどれほどの資金を投じるかには触れなかった。
CEPCディレクターを務めるChing Chi Bun教授によると、最近創設された同センターは既にR&Dプロジェクトに500万Sドルを投じたと言う。(ST:11/27)
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