1999-11-29 ArtNo.21162
◆<印度>サービス部門の78%が二桁成長:CII調査
【ニューデリー】インド産業連盟合同委員会(ASCON)が、インド産業連盟(CII)メンバーと傘下87団体のメンバー(国内産業の65%)を対象に調査したところ、サービス部門企業の78%が今年初7ヶ月(4-10月)に二桁成長を達成、消費財部門ではその比率が56%、資本財部門は55%だった。
一方、マイナス成長をマークした企業の比率は資本財部門が21%でトップ、消費財部門とサービス部門の同比率は共に11%だった。
全業界を通じて見ると、20%を超える成長を見たものは全体の20%、10~20%の成長を見た者は全体の34%、0~10%の成長を見たものは全体の35%、マイナス成長を記録したものは全体の11%にとどまった。したがって業界全体では54%の企業が二桁成長を見たことになる。
業種ごとに見た場合、通信ケーブル業界の成長率が128%でトップ、以下、中大型商用車73%、製糖70%、バナスパチ(バター代用植物油)56%、ソフトウェア56%、送電51.1%、電力ケーブル/ワイヤー46%、乗用車40%、カラー・ブラウン管38.5%、パーソナル・コンピューター30%、時計25%、モーターサイクル21%、セメント19%、酒/加工果実/飲料各15%、自動車用チューブ/バス・トラック用タイヤ各14.5%、アルミニウム14%、加工食品/ヘルスケア12.5%、薬品12%、エネルギー・メーター10.5%、通信機器/空調機器/ガラス製品/新聞紙/自動車タイヤ各10%と続く。
また同期間にマイナス成長を記録したのは、ワゴン-48%、繊維機械-28%、キャパシタ-24%、麦芽食品-8%、ナイロン・フィラメント・ヤーン-6.8%、スクーター-6%、銑鉄-5.8%、シガレット/タバコ-4.9%、白黒テレビ-2.5%と続く。
輸出成長に関しては、建設部門が300%でトップ、以下、中大型商用車62%、ソフトウェア60%、多目的車49%、ソーダ灰46%、紙33%と続く。
しかし砂糖は-60%、ポリエステル・ステープル・ファイバーは-50.6%、通信機器は-50%、軽商用車は-49%、シガレット/タバコは-37.1%と、これらの品目は何れも不振な輸出成績を記録した。(THBL:11/27)
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