1999-11-29 ArtNo.21151
◆<星>バーンインのエイヴィテック、今年の未上場企業番付トップに
【シンガポール】半導体チップ・バーンイン業務を手がけるAvi-Tech Engineeringは、アンデルセン・コンサルティングとビジネス・タイムズが共催する未上場企業番付“エンタープライズ50”アワードで、昨年の30位から一躍トップに躍り出た。
エイヴィテックのLim Eng Hong会長兼CEOは25日の表彰式の席上、上位10社入りは自信があったが、トップの座を射止めるとは思わなかったと、喜びを表明した。
この日はまた、1995年に同コンテストがスタートして以来、常に同番付に名を連ねてきたBan Joo & Co、Hai Leck Engineering、Luxasia、Shankar's Emporium、Tee Yih Jia Food Manufacturing、YHI Holdingsの6社に“Grand Five-Year Awards”が授与された。この内Tee Yih Jia、Luxasia、YHIの3社はトップ5入りを果たした。
過去5年間にE50にリストアップされた企業の内35社がシンガポール証取(SES)への上場を果たしており、YHIとAchievaも来年は株式を公開、SESに上場する方針だ。
一方、表彰式の席上挨拶したリー・クアンユー上級相は、中米貿易協議が妥結し、中国が世界貿易機構(WTO)に加わることになったことから、シンガポール企業は競争力をつけた中国企業と競争せねばならなくなると警鐘した。それによると、グローバル化の波の中でシンガポール企業は世界的水準を備える必要があり、合併統合を通じて競争力を強化せねばならない。シンガポール政府が金融市場を開放したのも、金融業界の統合再編を加速するのが狙いと言う。(ST,BT,LZ:11/26)
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