1999-11-26 ArtNo.21140
◆<馬>ダト・クラマ、バクン水力発電事業で中国企業と合弁
【クアラルンプル】Datuk Keramat Holdings Bhd(DKH)はサラワク州におけるバクン水力発電プロジェクトをターン・キー・ベース引き受けるためXJ Group Corpに率いられる中国企業コンソーシアムと手を組んだ。
DKHがKLSEに報告したところによれば、最近調印された覚書の下、DKHは地元企業Millennium Century Sdn Bhd、XJグループ、サラワク州政府を代表する機関と、合弁コンソーシアムを組織する。各社の出資率は未定。覚書の有効期間は12ヶ月だが、各パートナーの合意の下に延長することができる。コンソーシアムはターンキー独占契約ベースで、バクン水力発電プロジェクトのデザイン、開発、建設に関わる報告書を連邦政府に提出する。
中国政府所有の建設会社で水力発電機材の製造も手がけるXJグループは、バクン・プロジェクトの技術/経済性調査を実行する。XJグループは覚書調印の日から半年以内に関係報告書を作成し、パートナーと共にマレーシア政府に提出する。創業50年のXJグループは、発電事業関連の制御装置/変圧器/自動化機器/通信機器等、中国における機械製造業界でトップ10に数えられ、中国国内に約40のセールス・オフィスを展開、中国/東南アジアにおける発電事業の経験も有する。昨年の利益は1億4000万Mドル。
マレーシアと中国間の貿易投資を促進するために4年前に設立された、A. Abdul Manap会長に率いられるミレニアム・センチュリーは、マレーシアにおけるビルディング建設の経験を有する。
DKHにとっては、ターンキー・ベースの建設事業に関わるのは初めてのことで、取締役及び管理職の新ボードを設けて、事業に取り組むと言う。(STAR:11/25)
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