SEAnews 1999-11-26 ArtNo.21135

【シンガポール】Samsung Electronicsはシンガポールにおける来年の売り上げが、今年の11億米ドルから14億米ドルに拡大するものと予想している。同売り上げ額には調達した部品の本社への出荷、半導体／情報技術(IT)／消費用電子製品の販売が含まれる。
Samsung AsiaのOh Dong Jin社長兼ＣＥＯが24日催された新製品の発表会の席上語ったところによると、シンガポールはサムソンの南アジア営業本部の所在地で、同本部は東南アジア／オーストラリア／インド業務を統括している。シンガポールの売り上げは南アジア売り上げ全体の45％、世界売り上げの4％を占める。来年の南アジア売り上げは予想される35％の世界売り上げの伸びを上回る見通しだ。今年の南アジア売り上げは、昨年の18億米ドルから23億米ドルに28％の成長が見込まれている。
同社新製品のポートフォリオは同社の基本戦略のシフト、即ちデジタル・コネクティビティー製品、取り分けパーソナル／モバイル・マルチメディア製品が電子産業の未来を示すものであると言う確信を反映している。30品目のデジタル・コンバージャンス新製品はいずれも消費者向けで、パーソナル・コンピューター、コミュニケーション、消費者用電子製品、娯楽機器の機能が総合化されている。
来年末までに続々市場に投入されるこれら新製品の世界売り上げは2005年までに年率15％の成長を遂げ、580億米ドルをマークする見通しだ。
同社はデジタル製品の研究開発(R&D)に今年8000万米ドル、来年は3億1500万米ドルを投じる計画だ。(BT,ST:11/25)