【クアラルンプル】ニッコー電子傘下のNikko Electronics Bhd (ニッコー)はクアラルンプル証取(KLSE)への上場を原則的に認可された。
ニッコーが22日発表したところによれば、証券委員会、外国投資委員会、通産省からそれぞれ関係認可が得られたことから、同社は額面1Ｍドルの新株2500万株を1株1.80Ｍドルで公募する。
ニッコーのLim Chiang Hang重役(MD)が同社のステートメントの中で明らかにしたところによれば、これに伴い同社の払込資本は、額面1Ｍドルの9900万株、総額9900万Ｍドルに拡大する。目下のところニッコー電子株式会社の子会社Nikko Electronic Holdings Sdn Bhdが、ニッコーに70％出資、残りの30％はブミプトラ投資家2人が保持している。ＫＬＳＥ上場が認められたことで、今後は事業拡張資金の調達が容易になる。
1988年に設立されたニッコーは目下、ペナン州プライとペラ州Parit Buntarに2工場を擁し、累積投資額は1億3400万Ｍドル、従業員は2000人。無線操縦玩具を中心とした製品はほとんど全量が米国、欧州、アジア諸国に輸出されている。同社は年間ほぼ100万Ｍドルを新製品の設計・開発に投じている。ニッコー・グループは傘下に完全出資のNikko Electronics Hong Kong Ltd、Nikko Tec、Nikko Japanを擁する。(STAR,BT:7/23)