1999-11-25 ArtNo.21121
◆<星>EDB、より大規模なシード・ベンチャー・ファンド準備
【シンガポール】経済開発局(EDB)傘下のEDBインベストメンツ(EDBI)が設けたシード・ベンチャー・ファンド(SVF)は高利回りから、投資家の歓迎を受けており、EDIは向こう2~3年内により規模の大きいSVFを設ける計画だ。
EDBIの彭慶順副社長によると、サンフランシスコ拠点のウォールデン・インターナショナル・インベストメント・グループ(WIIG)とEDBベンチャーズ1をスポンサーとするシード・ベンチャーズⅠの基金規模は700万Sドルで、利回りは3倍、WIIGとEDBベンチャーズ2がスポンサーを務めたシード・ベンチャーズⅡの基金規模は2100万Sドルで、利回りは2倍以上だった。
最近の第1次募集で3400万Sドルを集めたシード・ベンチャーズⅢは、今年末までに基金規模を4000万Sドル以上に拡大、2、3年内に全額を投資、引き続き投資家のために高利回りを保証できる見通しだ。過去数年の基金募集活動は順風満帆で、基金規模は毎回拡大して来た。このためシード・ベンチャーズⅣ、シードベンチャーズⅤの創設も問題ない。
EDBIは共同投資計画の下、これまでに180件のプロジェクトに19億Sドルの投資を約束した。EDBIとEDBベンチャーズはこの他に17件の商業ベンチャー・ファンドを設け、129社に補助を提供してきたと言う。(LZ:11/23)
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