SEAnews 1999-11-23 ArtNo.21113

【ムンバイ】スズキとインド政府の対等出資合弁会社Maruti Udyog Ltd(MUL)は、国内自動車市況が回復に転じたこの機に乗じ売り上げを拡大する戦略の一環としてEsteemの大幅な値下げを実施した。製造元段階で3万ルピーの値下げが提供されただけでなく、キャッシュ購入者にはディーラー・レベルで別途2万ルピーのディスカウントがオファーされる。
値下げは今月11日から12月31日まで。エスティームＬＸの定価は52万6000ルピー、ＶＸは59万8000ルピーとなっている。
ＭＵＬはディーラー段階でMaruti800にも5000ルピーの値下げを認めているが、目下売れ筋のOmniやZenの購入者にはディスカウントは提供されていない。この他、金融会社と提携し、全てのモデルに通常の15－16％の金利を下回る10－12％のカー・ローン・ファシリティーを準備している。
一方、ＭＵＬはまたマルチ・ポイント給油(MPFI)システムの導入に伴い、2000年1月から全てのモデルの値上げを予告している。
ＭＵＬは11月と12月に25％以上の売り上げ増を目指しているが、ディーラー筋はあまりに楽観的目標で、達成は困難としている。
ちなみにＭＵＬの10月の販売台数は2万8179台と、昨年同月の2万2797台を24％上回り、年初7ヶ月(4-10)の合計販売台数は22万台と、昨年同期の18万5000台を19％上回っている。年初7ヶ月のMaruti800の販売台数は20％、Omniは30％、Zenは16％、それぞれアップした。(ET:11/22)