1999-11-23 ArtNo.21112
◆<馬>NTT、近くテレコム・マレーシア権益買収覚書:エッジ
【クアラルンプル】日本電信電話(NTT)は、テレコム・マレーシアBhd(TMB)の15%権益を買収することで、近く合意に達する見通しだ。
週間投資情報誌エッジが報じたところによると、関係方面は近く覚書を交換する見通しだ。NTTは最近完了した事業化調査の結果に満足しているが、買収価格を巡り交渉が長引いている。これはTMB最大株主のマレーシア政府がクアラルンプル証券市場の市況回復後、取引価格の引き上げを求めているため。NTTによるTMB権益買収の噂は今年5月にも伝えられており、当時噂された買収価格は1株13Mドル、マレーシア政府は同取引により79億Mドルを手にするとされていた。同消息後、TMB株価は11~12Mドルから14.20Mドルに急騰したが、その後値下がり、先週金曜の終値は11.70Mドルだった。
1999年3月10日時点のTMBの払込資本は29億9905万1881Mドルで、マレーシア政府は政府投資会社カザナ、中央銀行、ファイナンス・ミニスターズ・インクを通じて66.74%のシェアを握っている。また被雇用者積立基金(EPF)も別途8.96%のシェアを保持している。(LZ:11/22)
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