1999-11-23 ArtNo.21110
◆<馬>Mesdaq会長、ピュア・ネット・プレーヤーの登場予想
【クアラルンプル】米国ナスダックではインターネット企業が投資家の追求の的になり、ブームを呼んでいるが、マレーシアのメスダックこと、Malaysian Exchange of Securities Dealings & Automated Quotation(Mesdaq)にはまだ純粋のネット企業は登場していない。
マレーシアがスタートアップのテクノロジー企業に資金調達の場を提供するため設けたメスダックのKhairil Anuar Abdullah会長は、マレーシア市場では依然としてインターネット銘柄がそれほど活躍していないが、水面下では既に変化が生じており、来年末までにはメスダックにもネット企業が登場するとの見通しを語った。同会長は少なからぬ地場インターネット企業の意向を打診しており、少なくとも内1社が来年末以前に登録することになると言う。
メリル・リンチは、マレーシアにおける最も有望なネット企業として、TMNetとJaringを挙げ、ソフトウェア企業ではBiztone、インターネット・サービス・オペレーターではHitechniagaを、列挙している。
この他、メスダックへの登録に関心を抱いていると報じられた企業には、テレビを通じたインターネット・アクセス・サービスを手がけるMyWeb Inc.com、最近設立されたインターネット・サービス会社GO2020 Sdn Bhd、ソフトウェア開発/コンサルタント/ネットワーク・マネージメント/支援サービス等を手がけるVirtual Commerce Sdn Bhd、オンライン・サービス・プロバイダーのXaque.comが挙げられ、MyWebは既に米国のNASD店頭市場(OTC)電子ブルテン・ボード(OTCBB)に登録されている。
アナリトらは、仮にマレーシア市場にネット企業が登場するなら、地元投資家も多少のリスクは厭わず積極的に投資するものと予想している。(BT:11/18)
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