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1999-11-23 ArtNo.21104
◆＜星＞競争と協調の平衡維持が生存の鍵に：リー上級相
【シンガポール】経済グローバル化の波の中でシンガポールが生き残る鍵は、社会の競争力と、社会の協調団結の間の適切な均衡点を見いだすことにある。
リー・クアンユー上級相は21日催された与党人民行動党(PAP)の45周年式典の席上、以上の指摘を行った。それによると高度な競争環境の下では勝者は大きな報いを得られるが、敗者は何ら得るところがない。しかしあまりにも大きな隔たりを許すなら、下層社会の不満を高め、社会不安を引き起こす。
また逆に過度に社会的平等を強調するなら、有能な人材を失うことになる。国際化時代にあってはこうした人材はより税率の低い国に容易に移住できるからである。
いずれの社会もこれら2者間の平衡を維持せねばならないが、時間の経過や社会的価値観の変化とともに、均衡点も移動する。
ＰＡＰの結党以来の目標は、シンガポールに繁栄と公平な社会をもたらすことであり、同目標は今後も変化することはないと言う。(ST,BT,LZ:11/22)
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