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	1999-11-22 ArtNo.21098 
	◆<印度>マレーシア、タミールナドにメガ中継港建設計画 
	【クアラルンプル】マレーシアはタミールナド州に5億2500万米ドルを投じて中継貨物輸送ハブを建設する事業化調査を進める方針だ。 
  マレーシアのサミー・ベル公共事業相によると、マレーシア政府は同調査に100万米ドル以上を支出する方針を決めた。同プロジェクトの下、ダミールナド州Kolachalの小港がコンテナ処理を中心とした多目的貨物中継港に再開発される。 
  調査ではコラチャルとタミールナド州内のMaduraiやTrichy等の商業センター及び近隣州との交通の便、関連インフラ等がチェックされる。 
  インド国内港は何れも喫水が浅いため、大型船が寄港できず、そのことが国内港湾の不効率や海運コスト高の主因になっている。 
  インド政府もケララ州Vallarpadam等に中継港を設ける可能性を検討してきたが、多額のコストが障害になり、具体化に至っていない。 
  同プロジェクトではマレーシアのウェスト・ポートとコラチャイ間に直行便を運航することが目指されており、このことが実現すれば、両国間の貿易が急速に拡大するはずで、そのほか様々な波及効果が期待できる。 
  プロジェクトはマレーシア企業によりBOT(建設/経営/引渡)方式で請け負われ、マレーシア政府は一部資金を拠出する用意があると言う。(ET:11/21) 
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