1999-11-22 ArtNo.21091
◆<星>ストライク、ネット会社/ケーブル敷設会社と戦略提携
【シンガポール】セスダック登録の機械/工学会社Strike Engineeringは、インターネット・サービス会社Plan-B.comとケーブル敷設会社Lantrovisionのそれぞれ半数権益を買収、事業の多角化と収入源の拡大を図る。ストライクは自社新株の発行と現金のコンビネーションにより、2社権益に2460万Sドルを支払う。取引は60日以内に完了する見通しだ。
今年7月にセスダックに登録した創業16年のストライクは新株1157万株を18日の終値77Sセントを44%下回る1株43.2Sセントで発行するとともに、現金400万Sドルを支払い、プランBコムの50%権益を買収する。従って同買収コストは900万Sドルと言うことになる。プランBはそのウェブサイトSpeed.com allowsを通じて、ユーザーに自動車のオンライン販売の便宜を提供しており、今回の取引後ストライクのウェブサイト構築を支援する。
他方、ストライクはやはり1株43.2Sセントで自社新株3616万株を発行、Lantrovisionの51%の権益を買収する。こちらの買収コストは1560万Sドル。Lantrovisionの今年の年収は3000万Sドルと見込まれている。
ストライクのUmar Abdul Hamid重役(ED)によれば、厳しい競争が展開される業界においては他社と異なる持ち味を出す必要がある。同社はこのため事業多角化のチャンスを常に模索している。今回半数の権益を買収する2社はストライクの業績に貢献する見通しで、特に黒字経営のLantrovisionは直ちに新たな収益をもたらす。
プランBコムの親会社プランBテクノロジーズのLim Soon Hock会長によると、同社も来年は僅かながら利益を上げられる見通しで、証取上場も検討されていると言う。(ST,BT,LZ:11/19)
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