1999-11-20 ArtNo.21081
◆<馬>ムシニアガ、合弁でEコマース支払いサービス提供
【クアラルンプル】IBMマレーシアのオフィス機器部門から分離独立した地元情報技術(IT)会社Mesiniaga Bhdはe-Business Sdn Bhと共同で、Eコマース交換所を設置、マレーシアにおけるEコマース取引の請求/支払い処理サービスを手がける。
ムシニアガのイスマイル・スライマン重役(MD)によると、最近、ペナン拠点のEビジネスと結んだ協定の下、後者が開発したeBXシステムを用いて、来年初からサービスを開始する。同社は関係ハードウェア及びソフトウェアに約200万Mドルを投じる。
インターネットを通じて商品やサービスの売買を行うものは、同社のシステムを利用でき、独自のシステムを構築する必要がない。こうした企業はそれぞれのウェブサイトを通じて取引を行い、同社が新設するウェブサイト“niaganet.com”にリンクしさえすればよい。
ムシニアガは関係サービスを提供する以外に、eBXのマーケッティングを行う。従って他の企業はeBXシステムを購入し、独自のペイメント・サービスを提供できる。世界的にはIBMがeBXシステムのマーケッティング・エージェントを務める。政府部門や卸売り業界等、様々な方面にeBXシステムやeBXペイメント・サービスの潜在需要が見込め、同社は既に潜在顧客との交渉が進めていると言う。
この日、ムシニアガはクアラルンプル証取(KLSE)一部にデビューした。同社は譲渡株449万株と新株500万株を1株1.90Mドルで公開したが、初日の取引は2.70Mドルでスタート、その後3.26Mドルまで値上がりし、2.86Mドルで引けた。(STAR,NST:11/18)
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