1999-11-20 ArtNo.21079
◆<馬>2100MWマンジュン発電所売却の用意:TNB会長
【プタリン・ジャヤ】マレーシアの電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)は条件さえ満足できるならペラ州Lumutに建設中の2100MW(メガワット)の石炭火力発電所の権益を売却する用意がある。
TNBのTan Sri Dr Ahmad Tajuddin会長が17日催されたTNB JanaManjung Sdn Bhd (TNBJ)とTNB Engineering and Consultancy Sdn Bhd (TNEC)の水供給契約調印式後、語ったところによると、ペラ州政府を含め少なからぬパーティーが同権益買収に関心を表明しているが、今のところ満足のいく条件は提示されていない。TNBはプロジェクトを独力で進めるゆとりがあり、建設工事が2~3年後に完成するまで待つことができる。いずれにしても発電所権益の売却は、同発電所とTNB間の電力供給契約がまとまった後になる。総コスト70億Mドルの発電所は2002年9月に商業運転を開始する。TNBは他にも新発電所を建設した後、売却する可能性を検討している。
TNBの完全出資子会社TNBJはこの日、TNECに28000万米ドルの水供給契約を発注した。後者は一般市民に上水を供給する一方、マンジュン発電所にも水を供給すると言う。(NST,MBT,STAR:11/18)
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