1999-11-17 ArtNo.21043
◆<星>SNS、第三者認証機関ID.Safeに署名システム納入
【シンガポール】政府系の情報技術(IT)サービス・プロバイダー、シンガポール・ネットワーク・サービシズ(SNS)は、ネット・コマースの第三者認証機関ID.Safeにインターネット・セキュリティー関連システムを提供する数百万ドルの契約を獲得した。
SNSのV Mathivanan重役(MD)が15日語ったところによると、同社はID.Safeにオンライン・ビジネスの当事者が相互に相手の身分を確認するための手段、デジタル署名システムを納入する。世界最大のネットワーク会社Cisco Systemsとシンガポール・ポストが合弁で設立したID.Safeは、来年第1四半期から第三者認証サービスを開始する。シンガポールでこの種のサービスを手がけるのは、国家コンピューター局(NCB)とNETs(ネットワーク・フォー・エレクトロニク・トランスファー)が合弁で設立したNet Trustに続き、2社目。
PSA(港湾局)コープ管理職から最近SNSの新MDに就任したばかりのMathivanan氏(44)は具体的な契約額を明らかにしなかったが、今回の契約は、一連のサービス契約のスタートであり、次期四半期には別の同様のプロジェクトに着手すると語った。
TDBホールディングズが55%、民間航空局(CAAS)、PSAコープ、シンガポール・テレコムが各15%出資する年商5000万SドルのSNSは、積極的な民間部門ビジネスの開拓を通じ、公共部門への依存軽減を図っている。SNSの主要な収入源はTDBのトレードネットで、同ネットワークのユーザーは現在2万4000社を数える。(ST:11/16)
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