1999-11-16 ArtNo.21036
◆<馬>半導体のUnisem、年初9ヶ月に68%増益達成
【クアラルンプル】世界的な半導体需要の力強い回復の波に乗り、マレーシアの半導体メーカーUnisem (M) Bhdの9月期年初9ヶ月の純益は1億1370万Mドルと、昨年同期の6780万Mドルに比べ68%の成長を見、1株益も59.8Mセントから79.5Mセントにアップした。
Barra Global Estimatesによれば、アナリストらは今年通年の同社の純益を平均1億4340万Mドル、1株益を同100.2Mセントと予想している。
エコノミストらは国際半導体市況が回復する中で、Unisemに注目、少なからぬ証券会社が今年初以来同社の買いを勧めている。半導体産業協会(SIA)によれば、携帯電話とコンピューターのブームから今年の国際半導体売り上げは15%増の1440億米ドルに達し、2000年にはさらに21%増の1740億米ドルに達する見通しだ。
アナリストらは、マレーシアの9月の工業生産指数(IPI)が過去6年来最高の16.3%の成長を見、また製造業生産が前月比5.9%の急成長を遂げたのも、国際半導体市況の活況が原因と見ている。
Unisemの年初9ヶ月の売り上げは46%増の2億1790万Mドル、営業利益は57.3%増の1億2940万Mドルを記録した。(BT:11/13)
|