1999-11-15 ArtNo.21020
◆<馬・西>M$9千万自動車産業技術者育成協力趣意書交換
【クアラルンプル】マレーシア政府とスペイン政府は11日、マレーシア・スパニッシュ・インスティテュート(MSI)を設立し、自動車部品産業が必要とする技術者を訓練する9000万Mドルの協力趣意書を交換した。ムスタパ・モハメド第2蔵相兼企業家開発相とクアラルンプル駐在のカール・カサファナ(Carles Casajuana)大使が、両国政府を代表し、関係文書に調印した。
ムスタパ第2蔵相兼企業家開発相が調印式後語ったところによると、スペイン政府は3268万Mドルを拠出、マレーシア政府が残りの5732万Mドルを負担する。スペイン政府が拠出する3268万Mドルの内、2240万Mドルは返済期間38年、年利0.2%のソフト・ローンで、残りは政府補助。一方、マレーシア政府は第7次マレーシア計画(1995-2000)の下に1300万Mドルを、残りは第8次マレーシア計画以降に拠出する。
クダ州クリム・テクノロジー・パーク内の15.7haの土地に2000年2月から校舎が建設され、2001年7月から最初の学生250人が受け入れられる。自動車工学5領域に関わる2年半と3年のディプロマ・コース(高専)が設けられる。
目下マレーシアにはマレーシアン・フレンチ・インスティテュート、ブリティッシュ・マレーシアン・インスティテュート、ジャーマン・マレーシアン・インスティテュートが存在し、いずれも企業家開発省傘下のMara(マジュリス・アマナ・ラヤ:マレー住民信託会議)が管理に当たっている。(MBT:11/12)
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