1999-11-12 ArtNo.20998
◆<星>経済開発局、年間S$100億製造業投資誘致目指す
【シンガポール】経済開発局(EDB)は投資環境の改善を好感、2002年には年間100億Sドルの新規投資(約定ベース)誘致を目指している。
EDBのフィリップ・ヨー会長が10日催されたフェデラル・エクスプレスのアジア太平洋データ・センターの開所式の席上語ったところによれば、100万Sドルと言う数字は野心的目標だが、2002年に達成できなければ、2003年に実現を目指す。来年の見通しは明るく、1997年に記録された過去最高の85億Sドルに匹敵する水準に達する見通しだ。今年については75億Sドルの目標額を突破する可能性もある。
シンガポール製造業の3本柱、化学、電子、工学サービスの中では、化学部門に最も多くの投資がなされる見通しだが、不透明な要因も生じている。米国企業の組織再編が進んでおり、化学産業にこうした傾向が特に顕著である。企業の合併/買収の結果、投資計画がスローダウンする可能性があり、シンガポールの投資誘致にも影響が生じる恐れがあると言う。(ST:11/11)
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