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1999-11-11 ArtNo.20993
◆＜印度＞特殊鋼業界、トン当たり１２００ルピー値上げ検討
【マイソール】特殊鋼のトン当たり価格は近く1200ルピー引き上げられる見通しだ。国内の主要鉄鋼メーカー代表は今月15日にプーナで会合、同問題を協議する。
カルナタカ州Bhadravatiを拠点とするVisveswaraya Iron and Steel LtdのR. Kumar重役(ED)によると、過去3、4年間特殊鋼価格は調整されておらず、低炭素鋼メーカーは今年9月までに3度にわたりトン当たり合計1000ルピーほど値上げしたが、市場には反発の動きが見られる。
主要顧客の鍛造業界は好収益を上げているが、特殊鋼メーカーは正当な支払いを受けておらず、多くのメーカーが損失を出している。ニッケル価格は過去9ヶ月間にトン当たり4000米ドルから8000米ドルに急騰した。これ以前から赤字を出していた特殊鋼メーカーは、こうしたコスト高を吸収することができない状況だ。
特殊鋼業界は11月1日に鍛造業界に対して値上げ案を提示、意見を求めたが、反応は極めて消極的なものだったと言う。(THBL:11/9)
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