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1999-11-10 ArtNo.20977
◆＜印度＞欧州大手電話会社、ＭＴＮＬ権益買収目指す
【ニューデリー】これまでデリー／ムンバイ地区の基本電話サービスを独占経営してきた政府系Mahanagar Telephone Nigam Ltd(MTNL)の国際預託証券(GDR)発行計画に新局面が生じている。
ＭＴＮＬの政府持ち分1900万株をＧＤＲとして公開する計画は、不振な市場環境と未解決の政策問題から来年1月まで延期されたが、欧州拠点の某大手電話会社はＭＴＮＬ権益に1株250～300ルピーを支払う用意の有ることを非公式に表明したとされる。
このことは両電話会社が戦略提携を結ぶ可能性を示しており、来年政府が再度市場探査する際の姿勢にも変化が生じる見通しだ。1900万株の政府持ち分はＭＴＮＬの総発行株式の3％に相当するが、価格さえ満足できるなら、政府は別途その持ち分を処分する可能性がある。電信局(DOT)筋によると欧州の当該電話会社はＭＴＮＬの少数権益買収に関心を表明しているとされる。(ET:11/9)
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