【コーチン】ケララ州工業開発公社(KSIDC)は北部のKasargodeに7000クローを投じて建設する計画の総合的な石油化学コンプレックスへの出資パートナーを物色している。
同プロジェクトでは年間50万トンのエチレンや同25万トンのプロピレンを製造できるナフサ・クラッカーの他、100MW(メガワット)の発電施設が設けられる。当初、ムンバイ拠点のTaparia groupがKSIDCと合弁でプロジェクトを進めるはずだったが、アジア通貨危機の影響で遅延、州政府はその後米国拠点のNRIやオマーン拠点のTechnical and Commercial Development Corporation(Tecodev)をパートナーに選んだが、両社はいずれも事業に着手する以前に撤退を宣言した。
このためKSIDCは今では単一の企業に直接プロジェクトを委ねる方式を諦め、資本と技術を有する国際プレーヤーを抱き込み事業を進めることのできるような、仲介者に照準を合わせているようだ。(IE:11/6)