1999-11-09 ArtNo.20956
◆ユニシス、<星>にバーコード/小切手清算の統合技術紹介
【シンガポール】多国籍ソフトウェア・ソルーション・プロバイダーのユニシスはバーコード・テクノロジーとチェック・クリアリング技術を統合した簡便な支払いシステムを世界に先駆けシンガポールに紹介する準備を進めている。
ユニシス・アジアのGary Dietrich重役(支払いシステム主任)が4日催されたEコマース関連セミナーに出席後、地元紙に語ったところによると、小切手による支払い/清算プロセスに、バーコードのセキュリティー機能とデジタル署名技術を導入した新清算システムは、目下米国において特許申請中で、詳細は来年1月に公表される。ユニシスはシンガポール金融管理局(MAS)と、関係技術をシンガポールにおける小切手清算システムに導入する問題を協議している。
既存のシステムでは、銀行は顧客により持ち込まれた小切手をカウンターでスキャナーにかけ、そのデータをMASネットを通じて小切手自動精算所に転送、さらに小切手そのものを精算所に届けているが、新システムでは、スキャン後の小切手を一定機関保管した後、廃棄処分でき、一々実物を清算所に送付する手間が省ける。このため清算に要する時間が短縮され、銀行は関係コストを削減できると言う。(LZ:11/5)
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