1999-11-09 ArtNo.20953
◆<星>フレクステック、ISPライセンス取得でライバルと提携?
【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場の電子部品製造/流通会社Flextech HoldingsはCable & Wireless (C&W)との提携が破談に終わったことから、インターネット・リセール・ビジネスのライバル、CyberTech Communicationsと手を組み、共同でISPライセンスを申請するもようだ。
フレクステックは目下、シングネット、パシフィック・インターネット(パックネット)、サイバーウェイ等のインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)からインターネットの帯域をリース、これを中小企業等に提供するリセール・ビジネスを手がけている。
同社はC&Wと提携し、独自のISPライセンス獲得を図ったが、C&Wは中途で、パートナーをサウンド・カード・ビジネスのリーダー、クリエイティブ・テクノロジーに乗り換えた。
消息筋によると、フレクステックはその後インターネット・ビジネスを800万~1000万Sドルで売却を図ったが、買い手が見つからなかったため、今ではサイバーテックと共同でISPライセンスを申請することを検討していると言う。
もし両社の試みが成功すれば、既存のシングネット、パックネット、サイバーウェイ、そして最近ISPライセンスを認められたDataOne、UUnet、Cable & Wireless Network Servicesに続く第7番目のISPがシンガポールに誕生することになる。
フレクステックのインターネット子会社Swiftech Automationの払い込み資本は45万7000Sドルで、約50社の顧客ベースを擁する。これに対してサイバーテックの払込資本は20万Sドル。両社はFirst Internetと称する新会社を設け、ISPライセンスの取得を図るもようで、向こう数週間以内に関係発表が行われる見通しと言う。(ST:11/5)
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