1999-11-05 ArtNo.20942
◆<馬>ヌサントラ、M$60億鉄鋼合弁契約に調印
【クアラルンプル】地元企業Nusantara Steel Group Sdn Bhdは3日、サバ州Kudatに60億Mドルを投じて海綿鉄及び熱間圧延施設を設ける合弁契約に調印した。
ヌサントラのLim Chee Tiong重役CEO)が契約調印式の席上語ったところによると、同プロジェクトには、ヌサントラ・スチールが70%、ドイツ企業Ferrostaal AGが15%、イタリヤ企業Danieli及びドイツ企業Siemens AG に率いられるコンソーシアムが15%、それぞれ出資する。
この日結ばれた契約の下、Ferrostaalは2億米ドルの天然ガス使用直接還元海綿鉄製造施設の建設を引き受け、Danieli/Siemensチームは年産130万トンの熱間圧延工場を建設する。製鉄所はまた独自の埠頭と300MW(メガワット)の発電施設を備える。インフラの整備と土木工事は1億米ドルでMettallurgical China Corp (MCC)が受注した。天然ガスの供給は国営石油会社ペトロナスが引き受けた。Limau-Limauanの1200エーカーの土地における工事は来年スタート、2003年の稼働が目指される。製品の半ばは輸出され、残りは国内市場に供給される。
建設工事の過程で約2500人分の就業機会が創出され、工事完成後、製鉄事業に約800人が就業することになる。投資額60億Mドルの70%は借り入れで賄われ、残りは自己資本。(MBT,STAR,BT:11/4)
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