SEAnews 1999-11-05 ArtNo.20939

【シンガポール】シンガポール・テクノロジーズ・テレメディア(STﾃﾚﾒﾃﾞｨｱ)は向こう2年間に少なくとも3000万米ドルを投じてインターネット・ビジネスを拡張する。
ＳＴテレメディアのTan Guong Ching会長／Lee Theng Kiat社長／Tay Kiong Hong副社長／Wong Ka Vin重役(GM)らが3日語ったところによると、向こう3年間には、スターハブへの投資を除き、収益の半ばがインターネット・ビジネスからのものになる見通しだ。同ビジネスは爆発的な成長を遂げており、投資額はさらに増える可能性もあるが、現状では3000万～4000万米ドルと見積もられると言う。
ＳＴテレメディアはこの日Sun-Netscape Allianceと、アジア全域をカバーするインターネット・ポータル・ソルーションを提供するライセンス契約を結んだ。
同契約の下、ＳＴテレメディアはアライアンスの技術を用い顧客が、Ｅコマース・ソルーションを迅速且つ低コストで導入するのを支援する。ＳＴテレメディアの目標はdot-comを志向する企業にインターネット仲介者として支援を提供すること。
アジアにおける2001年のインターネット売り上げは300億米ドルと見込まれ、内10％が仲介者に帰するものと見られる。ＳＴテレメディアはこの10％の市場の2～5％のシェア獲得を目指す。
ＳＴテレメディアのビジネスはスターハブを除けば2002年には黒字に転換、全体でも5年で採算ラインに乗る見通しだ。同社はさらに複数の企業と戦略提携を結ぶ計画で、目下グループ内部の再編も進めている。このため、具体的な上場日程は決まっていないと言う。(ST,BT,LZ:11/4)