1999-11-04 ArtNo.20926
◆<星>シティバンク、QFB4行のATMリンク目指す
【シンガポール】シティバンクはクオリファイイング・フル・バンク(QFB)4行の現金自動預払機(ATM)網をリンクすることを目指し、他のQFBと積極的な交渉を進めている。
シティバンクのカントリー・コーポレート・オフィサー、Su Sreenivasan氏は2日、協議は進捗を見ており、60日以内に合意が得られるとの見通しを語った。同氏によると、4行がATM網をシェアすることにより、QFBのATMネットワークはよりパワフルなものになると言う。
しかしスタンダード・チャータード・バンク(スタンチャート)のテレサ・フー重役(CEO)は、「話し合いは極めて初歩的なもので、スタンチャートの優先課題は支店の再配置。この点についてスタンチャート内部の問題で他のQFBとは関係ない」と語った。
他のQFB2行はBanque Nationale de Paris(BNP)とABN Amro。QFB各行の既存支店数はスタンチャートが20、シティバンクが3、ABNアムロが2、BNPが1となっている。
従来のフル・バンキング・ライセンスを所持する外国銀行は本・支店から離れたATMを設けることができなかったが、QFBは10カ所にATMを設置でき、内5カ所は支店内、残りはオフサイト。QFBはまた支店の移動やATMネットワークのシェアを認められている。(ST,BT,LZ:11/3)
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