NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
1999-11-03 ArtNo.20919
◆<印度>ステンレス・スチールのJSL、組織再編を終え飛躍目指す
【ニューデリー】過去1年間にわたり組織再編を進めてきた国内最大のステンレス・スチール・メーカー、Jindal Strips Ltd(JSL)の成長の潜在性は大きい。
今やステンレス・スチールに完全に照準を合わせることができるようになったJSLの第2四半期売り上げは、昨年同期の242.15クローから311.51クローにアップ、ボトムラインも8.15クローから15.72クローにほとんど倍増した。営業マージンは18%から19.6%に改善した。
JSLのArvind Parakh副社長によると、こうした業績改善には複数の要因が寄与しており、先ず第1に生産高のアップを指摘できる。第2四半期の生産高は昨年同期の5万7105メートル・トンから7万9196メートル・トンにアップしたが、これは主に冷間圧延(CR)ユニット第1期分が試運転を開始したことに伴うもの。
第2に同社はニッケルを3~4ヶ月ごとに調達しているが、最近のニッケル価格の上昇で、ニッケル仕入れとスチール消費のタイムラグが有利に作用した。
第3に金融面の慎重な管理が奏功し、資金コストは昨年の16.5%から現在の15%に下降した。
第4に100%キャプティブDG発電施設から低コストの電力が供給されるようになった。
JSLは1.20ミリの薄板を製造する年産能力3万トンのCR工場を有するが、市場の需要がより薄い製品にシフトしたため、設備稼働率が低下していた。同社はボトルネック除去プロジェクトの一環として0.25ミリの製品を製造できるSendzimer millを導入、同施設は1999年8月から試運転を開始した。これによりCRユニットの稼働率は昨年度の34%から今年度末には70~75%にアップする見通しだ。
ステンレス・スチールの国内需要は過去10年毎年平均10%の伸びが見られたが、ここ2年に限っては5~6%に鈍化している。また国内ステンレス市場は益々utensilセクターの比重が高まっており、目下年間65万トンのステンレス・スチール需要の70-75%が同セクターで占められている。同セクターでは200シリーズ・グレードの製品が用いられるが、JSLはこの種の製品の国内最大のメーカーである。JSLは今年上半期には2700メートル・トン、約400万米ドルのCR製品を輸出したが、通年の輸出額は700万米ドルに達する見通しだ。
JSLは第2期プロジェクトでは250クローを投じ、年産6万トンのCR施設、Skin Pass Mill、Bright Annealing Line 等を増設する。アニール・ラインは1999年11月、CR施設は2001年3月の稼働が予定されている。(IE:11/2)
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.