1999-11-01 ArtNo.20880
◆<星>オフィス市況の回復基調、第3四半期も持続:URA
【シンガポール】今年第3四半期にはオフィス・スペースの入居面積は前期に比べ4万8000平米拡大、第2四半期以来の回復基調が維持された。オフィス・スペースの入居面積は、2四半期連続縮小した後、今年第2四半期に拡張に転じた。
都市再開発局(URA)が先週金曜発表したところによれば、今年第3四半期の完工済みオフィス・スペースのストックは3万9000平米拡大、582万平米をマークした。これに対して入居済みスペースは6月末の492万平米から497万平米に、1%拡大。これに伴い入居率は85.3%に0.2%ポイント・アップした。
第3四半期にはホテルや店舗の入居率もアップしたが、倉庫スペースの稼働率は0.2%ポイント下降した。
しかしオフィス価格指数は、第2四半期の1.2%の落ち込みに比べ小幅にはなったものの、依然として0.2%の下降を見た。第3四半期には店舗価格指数は4.5%、フラット工場価格指数は5.2%、倉庫価格指数は3.5%、何れも下降した。
オフィス賃貸料指数も第2四半期の3.9%に続き、2.4%下降、中央市街地、取り分けダウンタウンの賃貸料指数は2.5%の下降を見た。(ST,BT:10/30)
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