1999-10-29 ArtNo.20871
◆<馬>石油化学産業、経済危機最中にも成長持続:MIDA
【クアラルンプル】マレーシアの石油化学産業は経済危機の最中にもその強固なファンダメンタルを維持、同期間に取り消された主要プロジェクトは存在しなかった。
マレーシア工業開発局(MIDA)のTan Sri Zainal Abidin Sulong会長が27日催された1999年マレーシア石油化学会議の席上語ったところによれば、今年初9ヶ月間には国内の石油化学プラントは全て75%を超える稼働率を維持、少なくとも3プラントの稼働率は100%に達している。
1996年以来石油化学部門の累積投資額は93%の拡大を見、今年9月には、290億Mドルを突破した。この内47%は地元資本、53%が外資で占められている。外国直接投資を国別に見ると米国が全体の21%を占めトップ、以下日本13%、英国8%、ドイツ5%、台湾3%と続く。
来世紀にはASEAN自由貿易地域(AFTA)やASEAN投資地域(AIA)が実現、ASEAN域内相互の投資活動や外国直接投資が一層活発化する見通しだ。(MBT,STAR:10/28)
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