1999-10-29 ArtNo.20867
◆<馬>企業純益、2002年には1996年のピークを突破:ING
【クアラルンプル】マレーシア上場企業の今年度純益は1998年に比べ顕著な回復を見ており、2002年には1996年にマークされたこれ以前のピークを上回る見通しだ。
証券会社INGベアリングの報告書によれば、増益率は驚くほど高く、取り分け銀行部門の改善ぶりが顕著だが、これには引き当ての解除や組織再編に伴うある種の帳簿処理が影響していることも考えられる。
モルガン・スタンレイ・キャピタル・インターナショナル(MSCI)がクアラルンプル株価指数をMSCI世界株価指数シリーズに復帰させる方針を決めたことも、投資家のマレーシア市場復帰を促し、国内経済に積極的な影響を及ぼす見通しだ。
しかしEBITDA(純益+利子+税+減価償却+減債基金償還)イールド・ギャップは過去最高の2.8%ポイントに達している。同値が+0.5%ならクアラルンプル証取(KLSE)総合指数(CL)は2000年末までに1100をマークする見通しだ。(STAR:10/28)
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