1999-10-29 ArtNo.20866
◆<馬>銀行再編、マラヤン/ブミプトラ/RHB/パブリックが浮上
【クアラルンプル】中央銀行のAli Abul Hassan Sulaiman総裁が10月21日付けの回状において銀行買収のアンカー・バンクは少なくとも20億Mドルの株主基金を保持せねばならないと宣言したことから、1)Malayan Banking、2)Bumiputra-Commerce Bank、3)RHB Bank、4)Public Bankの4行が、銀行統合のリード・バンクとして急浮上している。
またマハティール首相が最近の談話でブミプトラ系銀行がリード行を務めることを希望する意向を表明したため、エスニック・マレーにより支配される銀行の株価が急騰している。首相の関係談話後、アラブ・マレーシア・バンクの親会社AMMBホールディングズや、RHBの親会社RHBキャピタルの株が値上がりした。これらの銀行は最早、小規模のライバルに併呑される恐れがなくなった。
AMMBの株価はグループを率いるアズマン・ハッシム氏のアンカー・バンク・ステータス獲得の希望がかなえられそうだとの観測から、過去1ヶ月間に46%上昇、RHBキャピタルの株価も同様に過去1か月間に35%アップした。しかしアズマン氏やラシド・フセイン氏の悲願がほぼ成就したとの読みからか、27日には各5Mセントと2Mセント下降した。(St:10/28)
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