1999-10-29 ArtNo.20864
◆<星>アジアパワー、SES上場目指し8000万株公開
【シンガポール】シンガポール証取(SES)メインボード上場を目指すAsiaPower Corpは27日、増資後の払込資本の25%に相当する8000万株を1株0.26Sドルで公開した。
ピーター・チャン社長によると8000万株中、800万株は従業員/取引先向けに留保され、私募分の5600万株は完全消化済み、残りの1600万株が公募される。
1997年3月にシンガポールに設立されたアジアパワーは、中国黒龍江省の石炭燃料使用255MW(メガワット)複合火力発電所の51%権益、四川省の13.5MW水力発電所の100%権益、江蘇省の石油燃料使用51MW複合火力発電所の48%の権益を有し、1999年6月期年商は74.5%増の6507万Sドル、税引き利益は49.7%増の729万Sドル。公募価格の株価収益率は9.98倍。スタンダード・チャータード・バンクがIPOのマネージャー、アンダーライター、私募エージェントを務める。
同社は広州市の電流制御システム開発会社に対する3000万元(S$600万)出資や中国における200MW石炭発電所の支配権益買収に対する4000万~4500万元の投資を予定している他、ベトナム、カンボジア、タイ等、他の域内諸国の投資機会も探っていると言う。(ST,BT,LZ:10/28)
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