1999-10-29 ArtNo.20863
◆<星>中国道路事業会社中翔路橋、SES上場目指し来月公開公募
【シンガポール】中国政府にリンクしたChina Toll Bridges & Roads (CTBR:中翔路橋)がシンガポールで株式の公開公募(IPO)を行う。発行価格はブック・ビルディング(BB)方式により設定されるが0.20米ドル(S$0.33)を超えることはない見通しだ。
BB方式の下、発行価格は最も多くの機関投資家が買い取りを希望する価格の中央値に設定される。BB方式により発行価格が決定された後、公募が実施される。
CTRBのNelson Chiu(趙漢Shen)重役(MD)が27日語ったところによれば、シンガポール証取(SES)メインボードへの上場を希望する同社は、中国建設省が44.1%出資するChina Construction Holdings (CIH)の一部門として昨年発足、天津の海門大橋と河北省の左衛洋河大橋の管理を手がけるとともに、目下天津における3つ目の大橋、海河大橋の建設を進めている。後者の建造コストは約1億米ドルと見積もられ、2001年の完工が目指されている。今回のIPOで調達される3000万米ドルの一部が同橋梁の建設コストの一部に充当される。
海門大橋と左衛洋河大橋のコンセションは25年、1日合計7万5000台の車両の通行を処理するキャパシティーを有する。親会社のCIHはオーストラリア、フランクフルト、シュトゥットガルトの証取に上場している。 CTRBの1998年12月期税引前利益は1270万元(S$240万)だった。(ST,BT,LZ:10/28)
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