1999-10-28 ArtNo.20850
◆<星>証取、CSMのナスダック同時上場に伴い条件付き取引導入
【シンガポール】シンガポール証取(SES)は26日、Chartered Semiconductor Manufacturing(CSM)がSESと米国ナスダックに同時上場するのに伴い、新規上場銘柄の取引開始の方式として既存の“when issued”及び“ready”に、“conditional trading(CT)”を加えると発表した。
それによるブック・ビルディング方式により発行価格が決まった日をTとすれば、この日株は投資家に分配されT+1日より、ナスダックにおける取引が開始される。株式の発行業務はT+5日に完了せねばならない。
仮にT日とT+5日の間に不測の事態が発生したなら公募引受会社は発行業務を即時停止でき、その際はそれまでに発行された株式の取引は全て無効になる。したがって米国ナスダックにおけるCSM株のT+1日からT+5日の間の取引は条件付きと言うことになる。
シンガポールではT+2日からCSMの取引が開始されるが、同様にT+2日からT+5日の間の取引は条件付きになる。条件付き取引については電光掲示板に“CT”の表示がなされる。
株式の発行業務がスケジュール通り完了すれば、条件付き取引は翌週の同一の取引日に清算される。また発行業務の完了とともに、条件付き取引は通常の取引に移行する。
条件付き取引銘柄を条件付き取引期間に売却する投資家は、中央預託期間の口座中に十分の株式を確保せねばならないと言う。(BT,LZ:10/27)
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