1995-06-22 ArtNo.2085
◆<馬>外資ファンド・マネージメント会社の設立を認可
【クアラルンプル】マレーシア政府は第2の外資系ファンド・マネージメント会社の設立を認可した。
マレーシア当局は、アイルランドのAIBインベストメント・マネージャーLtd、シンガポールのフィリップ・セキュリティー・グループ、地元企業グランド・ケアーSdn Bhdが、35:35:30の出資率で、アライド・フィリップ・キャピタル・マネージメントSdn Bhdを設立することを認可した。これ以前には英国シュローダー証券と地元のサウス・イースト・アジア・デベロプメント・コープが1992年に40:60の出資率でシーコープ・シュローダー・キャピタル・マネージメントBhdを設立しており、外資の参加したファンド・マネージメント会社の設立が認可されたのは今回で2度目。 アンワル副首相兼蔵相は22日の金融業界代表との会議の席上、外国ファンド・マネージャーに門戸開放を宣言するものと期待されていたが、今回の認可はそれに先だって発表された。AIBキャピタル・マーケットPlcのマイケル・バクリー重役(MD)は「マレーシア資本市場に新時代の到来を予告するもの」と指摘、外国ファンド・マネージャーが今後続々マレーシアに押し寄せるものと予想した。アライド・アイリッシュ・バンク傘下のAIBインベストメントは既に昨年10月にやはりフィリップ・セキュリティーズと、シンガポールにアライド・フィリップ・キャピタル・マネージメントLtdを設立している。(STAR,BT:6/21)
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