1999-10-27 ArtNo.20832
◆<星>インクジェット・プリンター域内市場、毎年15%成長
【シンガポール】アジア太平洋地域のインクジェット・プリンター市場は現在から2003年までの間年率15%の成長が見込まれる。
市場調査会社International Data Corp(IDC)の最新レポートによれば、法人顧客による利用が拡大している他、ホーム・マーケットにおける旺盛な需要に支えられ、インクジェット・プリンターは、他の種類のプリンターを遙かに上回る売れ行きを見せている。
トップエンドのレーザー・プリンターに比べ遙かに低価格で、保守も容易なことから特にアジア太平洋市場で急速な普及を見ている。
日本を除くアジア太平洋地域における今年第2四半期(4-6月)の販売台数は142万台と、プリンター販売全体の69.6%を占めた。同販売台数は第1四半期の126万台(67.9%)も上回っている。
IDCは2003年の域内プリンター販売台数を1338万台、32億3000万米ドルと予想、内インクジェットが60~70%を占めると見ている。
シンガポールにおける今年上半期のプリンター販売は13万5460台/4390万米ドルで、2003年には32万7500台/8280万米ドルに拡大する見通しだ。
マレーシアにおける今年上半期のプリンター販売は16万8100台/4060万米ドル、2003年のそれは42万5300台/1億200万米ドルに達する見通しだ。今年上半期に販売されたプリンターの内、シンガポールでは約75%、マレーシアでは約73%がインクジェット・プリンターで占められた。
インクジェット・プリンター販売総数の内150米ドル以下のカテゴリーが44%を占め最大、メーカーの市場シェアではヒューレット・パッカード(HP)がトップ、以下エプソン、キヤノン、サムソン、Lexmarkと続く。また第2四半期のアジア太平洋地域におけるプリンター販売の60%は、中国(26%)、韓国(22%)、オーストラリア(12%)3国により占められた。(BT:10/25)
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