1999-10-25 ArtNo.20813
◆<印度>アイワ/バロン、偽造文書巡り警察に捜査願い
【ムンバイ】アイワと現地ディストリビューターのBaronグループは21日、前者が後者とのタイアップ解消を通告する内容の偽造文書が流布されたとしてムンバイ警察に捜査願いを提出した。
アイワが品質不良を理由にBaron Electronicsに1999年12月31日をもって提携を解消すると通告した1999年9月30日付けのくだんの書簡は、Aiwa Gulf FZEのHisashi Tabei(Tasei?)上級副社長の署名入りで、そのコピーがディーラーやメディアの間に広く流布された。21日にはインディアン・エクスプレスが「アイワ、バロン・エレクトロニクスとの提携解消」の見出しで、報道した。
アイワ・スポークスマンは、「アイワとバロンとの独占契約は2003年まで有効で、アイワにはバロンとの提携を解消する考えは全くない」、「関係書簡はアイワ本社の認証を得たものではなく、Aiwa Gulfにより発行されたものでもない」と語った。
バロン・グループのKabir Mulchandani重役(CEO)は、この種の偽造文書が流布されている事実を確認するとともに、この種の卑劣な犯行を企てたものを厳重に追及する法的措置を講じると語った。
アイワのHisashi Tasei上級副社長はエコノミック・タイムズの問い合わせに対して、FAXで、関係文書に関知せず、署名も行っていないと回答した。(ET,IE:10/22)
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