1999-10-25 ArtNo.20808
◆<馬>KESM、M$1600万投じ半導体検査機器増設
【クアラルンプル】集積回路(IC)のバーンインや検査を中心に半導体産業向けサービスを手がけるKESM Industries Bhdは、需要増大に応じるため1600万Mドルを投じて設備を拡張する。
KESMのサム・リム会長兼CEOによると、同社の検査サービスに対する需要は全般的に回復しており、これまでに手にした契約の期限は2~3年、額は合計1000万Mドルを超える。これは半導体産業復調の前兆と予想され、こうした基調は今後も持続する見通しだ。
注文した新設備はFSRAM(fast static random access memory)等の先端製品に対する検査機器で、FSRAMはネットワーキング、コンピューティング、自動車、ワイヤレス・コミュニケーション等、幅広い領域で使用されている。
KESMの1999年7月期年商は前年の6218万Mドルから5326万Mドルに14%の落ち込みを見た。売り上げの減少はメモリ検査業務の急減に伴うものと言う。(STAR:10/22)
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