SEAnews 1999-10-22 ArtNo.20795

【プーナ】Maruti Udyog Ltd(MUL)は過去数ヶ月の小型車に対する堅調な需要を好感し、当初来年3月に予定していた1000ｃｃWagon Rの発売を来年1月初めに早める計画で、準備を加速している。
ＭＵＬ筋によると、新モデルは1月だけで2000台、3月末までに7000台が生産される。今週は10台が試験生産され、内3台は日本のスズキ本社に送られテストされる。
売り出し価格は同社製Zenに近いものになる見通しだ。売り出しを3ヶ月早めたのは、過去数ヶ月の国内乗用車販売の急増で、ライバルのHyundaiやTelcoがその生産を拡大しているため。Hyundaiは月間7200台のペースでSantroを生産しており、今月は8000台を生産する見通しだ。TelcoのIndica製造も月間5000台から7000台に拡大されている。
ＭＵＬはまた中型車のアップエンド市場におけるプレゼンス確立を目指し、来月1600ＣＣBalenoを発売する。しかしこの種のモデルは大量需要は見込めぬことからＳＫＤ(ｾﾐﾉｯｸﾀﾞｳﾝ)方式が採用され、初年度の生産は5000台以内にとどめられる見通しだ。(THBL:10/20)