1999-10-22 ArtNo.20792
◆<馬>太陽誘電、サラワクにM$3.5億新コンデンサ工場建設
【クチン】セラミック・キャパシタの製造を手がける太陽誘電(サラワク)Sdn Bhd(TYS)は、クチン郊外サマ・ジャヤ自由工業区に3億5000万Mドルを投じて新工場を建設する。
TYSのオーマエ・カツマサ重役(MD)が19日、サバ州のDatuk Osu Sukam首席大臣の訪問を受けた後語ったところによると、州政府から提供された7.5haの土地における新工場の建設は間もなく着手され、来年6月の完工が目指される。新工場が完成すると1000人が新規雇用され、キャパシタ製造能力は月間12億ピースに倍増する。
太陽誘電は1996年にサマ・ジャヤにおける操業を開始して以来、これまでに5工場に合計3億Mドルを投資してきた。目下従業員は2023人で、月間、ニッケル電極積層セラミック・キャパシタ60万ピース、積層チップ・インダクター3000万ピース、アクシャル・リード・インダクター7200万ピースを製造している。これらの製品は移動体通信機器/コンピューター/デジタル通信機器等の製造に用いられる。製品の40%は日本に、残りは香港、台湾、シンガポール、その他の東南アジア市場に輸出されている。世界のキャパシタ需要が堅調なことから同社は一層の設備拡張を決めたと言う。(STAR:10/20)
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