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1999-10-22 ArtNo.20791
◆＜馬＞ＧＤＰ成長率、今年３．６％、来年は４．５％も：ＭＩＥＲ
【クアラルンプル】マレーシア経済研究所(MIER)は今年の国内総生産(GDP)予測成長率を3.6％、来年は4.5％に、それぞれ上方修正した。
ＭＩＥＲは今年の成長見通しを当初の0.7％から、5月に1.3％、7月に1.8％に、2度にわたり上方修正しており、今回で3度目。同研究所は外的要因に基づく経済指標の改善が、今回の上方修正の主要な理由と説明している。
先週末にはＡＢＮアムロ証券が今年の成長率を6％、来年は6.5％と予想しており、民間調査機関の予測は益々楽観的なものになっている。しかしマレーシア政府は1％の今年の成長予測に変更を加えていない。
ＭＩＥＲは国内経済の成長は予想される公共消費の8.4％の伸びにより加速されるものと見ている。これに対して民間消費の伸びは2.7％にとどまる見通しだ。しかし来年の民間消費は7.9％、公共消費は7.4％の成長が見込まれている。
ＭＩＥＲの消費者情緒指数は今年第1四半期には84ポイントと低調だったが、第2四半期に17.6アップ、第3四半期もさらに9.7ポイントの改善を見た。
消費者物価指数は1月に5.2％上昇した後、6月には2.1％に鈍化、8月も2.3％と低水準を維持しており、通年のインフレ率は2.8％にとどまるものと予想されている。(NST,MBT,ST,BT,LZ:10/20)
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