【クアラルンプル】電力会社Tenaga Nasional Bhd(TNB)傘下のTNB Research Sdn Bhd(旧社名Tenaga Nasional Research and Development Sdn Bhd)は第2国産車プロドゥア・カンチル電動車のプロットタイプを完成した。
TNBのTan Sri Dr Ahmad Tajuddin Ali会長兼社長が18日、スラゴール州カジャンに設けられたTNBリサーチ・センターの開所式の席上語ったところによれば、プロットタイプは既にテストも行われたが、Perusahaan Otomobil Elektrik Malaysia (Poem)はまだ商業生産の可否について検討を行っていない。
Poemはスラゴール州内のGlenmarieとShah Alam に拠点を設けており、前者には電動自動車(EV)の完成車製造ラインが、また後者にはシャーシーとボディーの製造ラインが、それぞれ設けられている。
ランカウィ国際海事・航空ショーのオーガナイザーは11月の展示会用に、TNBのこれ以前の電動自動車モデルEleksuriasを注文している。
この日お披露目された新電動自動車はE-ComelとKenariの2モデル。E-Comelは商用車、Kenariは多目的車で、いずれも最高時速100キロ、通常は50キロで走行できる。
TNBリサーチの従業員は160人、内80%が研究員で占められ、1999年度営業額は約2000万Mドル、2005年までには5000万Mドルを目指すと言う。(STAR:10/19)