1999-10-20 ArtNo.20774
◆<星>経済危機で自由化加速:首相
【シンガポール】アジア経済危機は、自由化を加速し、汚職/ネポティズムを撲滅、経済建設に力を集中する機会をもたらした。東アジア各国がこの機会を利用して、政府と業界の健全なパートナーシップを樹立するなら、東アジアは21世紀には再び全世界のために多くのビジネス機会を提供することができる。
ワールド・エコノミック・フォーラム(WEF)が18日、サンテクシティーで催した第8回東アジア経済サミットの開幕式の席上、ゴー・チョクトン首相は以上の見通しを語るとともに、アジア経済危機は少なくとも4つのプラス効果をもたらしたと指摘した。
これらの効果とは、第1に東アジア諸国が自由化の歩調を加速したこと、第2にアジア各国民が健全な企業管理制度の重要性を認識したこと、第3に各国がそれぞれの長期的経済展望に再検討を加えたこと、第4に外資導入は確かに経済成長を加速するが、国内金融体制が未整備なら外資の撤退により甚大な打撃を被ることを各国が自覚したことと言う。(ST,BT,LZ:10/19)
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