1999-10-19 ArtNo.20763
◆<馬>モトローラ、来年の資材調達額M$10億予想
【クアラルンプル】モトローラ(M)のマレーシア国内における資材調達額は1997年の7億8500万Mドル、1998年の8億2000万Mドルから来年は10億Mドルの大台に乗る見通しだ。
モトローラのカントリー・マネージャー、ラムリ・アバス氏が先週語ったところによれば、地元納入業者はデザインや製造、ツーリング等の面で、常に多国籍企業のニーズに応じなければならない。このため地元中小企業は目まぐるしく変化する技術的要求を満たさねばならない。
モトローラは1977年以来、地元中小企業の育成に協力してきたが、マレーシアの中小企業の中には国内で成功したばかりでなく、国際市場に雄飛したものも少なくない。これらにはWong Engineering(M)Sdn Bhdグループが含まれる。過去15年にわたり精密金属部品の製造を手がけてきた同社は、その製品の20%を輸出、残りをモトローラ、ウェスタン・デジタル、ノーザン・テレコム、エーシアン・ドライブシャフト、松下等に納入している。
モトローラのマレーシアにおける1998年の営業額は、米国/欧州の強い需要に支えられ20億米ドルをマーク、国内経済の回復から今年は一層の好業績が望める。同社はクアラルンプルとペナンにおける製造業務の他、マルチメディア・スーパー・コリドーにソフトウェア・センターを設けており、地元エンジニア50人が勤務していると言う。(MBT:10/16)
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