1999-10-16 ArtNo.20731
◆<馬>カンチル、市場シェア30%の目標を繰り上げ達成
【クアラルンプル】第2国産車メーカーPerusahaan Otomobil Kedua Sdn Bhd(Perodua)の軽乗用車カンチル(660cc)の国内市場シェアは、同社が1996年に立てた2001年の目標期日を待たずにほぼ30%に達しようとしている。
プロドゥアのDatuk Abdul Rahman Omar重役(MD)が14日催された“KL Motorsports Exhibition '99”の開幕式後語ったところによると、カンチルの市場シェアは1997年の17%から1998年の22%、そして現在の28.9%に急速な拡大を見た。月間生産台数は8400台、販売台数は8019台と、今年通年で8万7000台の販売目標は既に照準に収めている。ちなみに同社の年間生産能力は12万台である。プロドゥアはカンチルの他、Kembara 4x4(1300CC)とRusa van(1300/1600CC)を製造しており、以上の販売台数が実現されるなら年商は32億~33億Mドルに達する。
今年初以来回復に転じている国内自動車市況は、来年は一層の活況が見込める。目下国内自動車販売は月間2万6000台のペースで、2000年には年間30万台の大台を突破する見通しと言う。(STAR:10/15)
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