1999-10-14 ArtNo.20719
◆<馬>防火ドアのEVOSS、ベトナム/中国市場開拓目指す
【マラッカ】今年末から石油化学/海運業界向け防火ドアの製造に乗り出す地元企業E.V. Oilfield supply & Services (M) Sdn Bhd (EVOSS)は、急成長するベトナム、中国市場の開拓を目指している。
EVOSSのAbdul Talib Bachek会長が12日催されたオランダ企業Fabriek Van Plaatwerken Van Dam BVとの関係技術移転契約調印式後語ったところによると、同社はオランダ企業から提供される技術を用い、国際海事機構の規格に基づく延焼や爆発の衝撃を遮断するドアの製造に乗り出す。マレーシアでこの種のドアのライセンス製造を手がけるものは他になく、世界的にも5社を数えるのみである。既にペトロナス、エッソ、シェル方面から、今年12月に6万米ドル、来年1月に別に1万米ドルの納入契約を獲得している。これまでに累積500万Mドルを投資しってきたが、別途150万Mドルを投じて設備を拡張する計画だ。
1998年に設立された同社は当初トレンガヌ州クママンでワイヤー・ロープ・シリングの製造を手がけていたが、1991年にマラッカ州Masjid Tanah地区Pangkalan Balak工業団地に新工場が完成したのに伴いマラッカに移転したと言う。(STAR,NST:9/13)
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