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1999-10-14 ArtNo.20717
◆<馬>首相、経済危機がもたらした不均衡是正に華人の協力要請
【クアラルンプル】マハティール首相は12日催されたマレーシア中華工商連合会(ACCCIM)第53回年次総会開幕式の席上、最近の経済危機で再び顕在化したブミプトラ(マレー系住民)と非ブミプトラの間の富の不均衡を是正するため、華人社会に協力を求めた。
首相は、「1969年の人種暴動後に立案された新経済政策(NEP)の成功には華人が大きく貢献、最近の経済危機からマレーシアが迅速に立ち直ることができたのも華人の功労によるところが大きい」と賞賛した上、「異民族間の平等な経済発展の実現を目指す政府の努力に対する華人社会の協力を再度懇請する」と語り、満場の拍手を受けた。
ACCIMのDatuk Lim Guan Teik会頭は、首相の以上の談話に触れ、「強いものが弱いものを助けるのは、多民族社会にあっては必要なこと」と述べ、最近少なからぬ華人団体が政府に提出したブミプトラと非ブミプトラの差別撤廃要求にACCIMが加わらなかったことを明らかにした。
政府の第7次マレーシア計画見直し報告書によれば、経済危機の結果ブミプトラの経済権益は1995年の20.6%から19.4%に後退したが、同時に華人の経済権益も40.9%から38.5%に縮小、外国投資家の権益が純増を記録した。
ACCIMはまた政府の金融再編計画により一部の華人系小規模銀行が大手銀行に吸収合併されることに懸念を示したが、この日マハティール首相は、「国家経済行動理事会(NEAC)は金融再編計画に見直しを加え、銀行界自身にアンカー・バンクを決めさせる方針を決定した」、「政府はリード・バンクを追加することを検討する」と述べ、華人系銀行の存続に一途の希望を与えた。(NST,ST,LZ:10/12)
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