SEAnews 1999-10-13 ArtNo.20702

【クアラルンプル】マルチメディア・デベロプメント・コーポレーション(MDC)は、来年からマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)ステータスを認められた企業の実績評価を開始する。
ＭＤＣのAhmad Bakri Shabdin副社長(顧客担当)が先週催されたWige Asia(M)Sdn Bhdに対するＭＳＣステータス認定証授与式の席上語ったところによると、同社は既にコンサルタント・チームに評価基準の立案を求めている。評価基準は今年末までに決定され、その時までには評価作業を進める人員も確保される。
これまでのところＭＳＣステータスの取り消しを必要とするような事態は生じておらず、それほど硬直した規則を設ける計画もない。主要な関心事はＭＳＣ企業が実際にマレーシアの成長に貢献すること。情報技術(IT)企業の資産はハードウェアではないことから、評価に際しては知識開発努力に照準が合わされる。ＭＳＣ企業は技術の進歩や新たな発展方向に合わせビジネス計画を修正することが認められている。
これまでにＭＳＣステータスが認められた239社の45％は地元企業、17％は内外資合弁企業、14％は欧州企業、10％は米国企業、14％はその他の国の企業で占められている。またソフトウェア開発会社が全体の36％を占め、以下システム統合17％、コンテント開発17％、テレコミュニケーション11％、その他のＩＴ事業19％と続く。
ＭＳＣ企業は来年6月までにサイバージャヤもしくは他のサイバーシティーに移転せねばならない。これらのサイバーシティーとはテクノロジー・パーク・マレーシア、ユニバーシティ・プトラ・マレーシア、クアラルンプル・シティー・センター、ＫＬタワー。
サイバージャヤにこれまでに設けられた8万6000平方フィートのオフィス・スペースには、既に企業20社が入居済み。(別にＭＳＣ企業24社が他のサイバーシティーに入居している。)今年末までには12万平方フィート、来年7月までには57万8000平方フィートのオフィス・スペースが、それぞれ追加される。2020年までには、25万人のスタッフを擁する合計200社がサイバージャヤに居を構えることになると言う。(NST,ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｲﾑｽﾞ:10/8)